3Dプリンター
オリジナルのギターピックを作るために、中華製のEnder 3っていう廉価版3Dプリンターのキットを購入したのがきっかけ!
最初、キットを組み立てるときは何が何だか分からず、半日費やした…
4ヶ月間の試行錯誤の末、やっと安定してプリント出来るコツを掴んだ…
それにも飽き足らず、2台目の少しグレードの高いモデルを購入!
現在、ピックをデザインするのに条件付きフリーで使えるFusion360という3DCADと3Dモデルを編集するのにMeshmixerを使用中…
勉強するのに本を買ったり、セミナーに参加したり、何とか使えるようになったものの、まだまだ初心者の域…
毎日、3Dプリント道を究めるべく、日々、プリント中!
使用機器
Ender 3
販売価格20000円代の廉価版中国製3Dプリンターキット!
半田付けまではする必要なく、基盤をコネクタで繋いだりするだけ…
組み立て方をうまく読み解けば、2時間くらいで完成するはず…
ただ慣れないと調整には結構、時間・手間が掛かる(^_^;)
買ってから、最初は「やっちまったか!」と思い、後悔しそうになったけれど…
3Dプリンターの構造やカスタマイズの面白さを知る上で、良い経験になったというのが素直な感想…
今はようやくZ軸調節ネジの問題も解決して、うまくプリント出来るようになった!
QIDI TECH 1
Ender 3歴4ヶ月に達し、限界(1本のネジ調整に気が付かなかっただけ、解決済)を感じ始めていた。
そんな時に1クラス上の印刷精度を目指して購入!
完成品が届くものと勘違いしていたけど、実は半完成品…
Ender 3を組み立てた経験とその後分かってきた3Dプリンターの構造の知識があったんで、難なく完成!
さすがに印刷精度は格上!
オマケに2色印刷も可能!
旧型Makerbotのクローンらしい…
プリントしたピックにペーパー掛けする手間も大幅に減って、エッジ部分を軽く磨く程度!
フィラメント
フィラメントの材質は難易度の低いPLAかTPEGから始めるべきだろう…
いきなりABSから始めたんで、途中でメゲテしまいそうになった…
最初の1kgは半分以上ゴミと化した(^_^;)
ABS
最初にコレから始めて、メッチャ苦労した(^_^;)
融解時と固体時の収縮率の差が大きいため、反る、剥がれる…
ホットベッド(100℃以上になるもの)は必須!
高さのある大型のものをプリントする場合、途中で亀裂が入る確率が高い(^_^;)
ベッドにスティックのりの塗布も必須!
最初のレイヤーをベッドにうまく定着させることが出来れば、高さ5cm程度までのものなら、成功する確率は高い。
プリント後の加工し易さなら、コレが一番!
ピック用素材としても、現状、コレが最適!
PLA
ずっとABS1筋でプリントしてきたせいか?フツーに扱いやすいと感じる。
定着しやすく、ホットベッドも50℃(夏場ならナシでも良いんじゃない?)まで上げれば良いし、反りも少なくキレイに仕上がるけれど…
プリント後、硬くなるため、加工は難しい…
サポート材も簡単に外れないので、ニッパー等が必要…
素手で外して、指を切ったこともあり…
硬すぎてピック素材としては適していないというか、好みじゃない。
コスパは良いんだけど
TPEG
設定さえ上手くすれば…
PLAよりも定着率も良く、失敗も少なく、糸を引きやすい点を除き、もっとも扱いやすい素材…
弾力性があり、硬さもABSとPLAの中間というように言われているけれど…
プリント後の加工はPLAと同様に難しい(^_^;)
弾性・粘りがあるため、細部のサポート材がPLAよりも外しづらい…
キラキラする光沢はウリ…
サポートナシでプリント、ほぼ無加工で使うのには最適な素材かもしれない。
やはり硬さ的にピック向きじゃないし、値段が高めでコスパは良くない。
ウルテム
ピックに最適な素材なんだけれど…
残念ながら、現状、家庭用プリンターでは使えない(^_^;)
プリントするのにはノズル温度を380℃くらいまで上げなきゃならないから…
QIDI TECH 1は260℃まで、120℃足りない(^_^;)
最低価格50万円オーバークラスのプリンターじゃないと対応できないみたいですね。